LSEの履修科目の評価(Essay、テスト)

学部ごとに違いがあるかもしれませんが、Department of Social Policyに在籍してその学部内の科目を履修履修した経験から、また周囲から聞いた話をもとに評価について記します。

各コースの概要と評価の方法については、以下の大学HPに情報があります。それ以外にも、科目ごとの成績分布や学生からの評価も出ていますので、履修の際の参考になるでしょう。

http://www.lse.ac.uk/resources/calendar/courseGuides/graduate.htm

 

1.Essayとテストの比重

これは学部ごとに傾向に違いがあるようです。例えば、Department of Law、Department of Governmentではessayの比重が多い科目が目立ちます。私が在籍したDepartment of Social Policyではエッセイの比重が多い科目はかなり少なかったです。

 

2.テストの評価

通年(Full Unit)の授業は、たいてい12問程度から3問選択解答、持ち時間3時間。半期(Half Unit)の授業は、たいてい7-8問から2問選択解答、持ち時間2時間。過去問題からある程度予測できるとしても、どんな問題が出るか分からない状態で準備して制限時間内で良く論じられた(Well Argued)答案を書くのは至難の業だと思われます。特に非英語圏出身者は苦労しているようでした。

教授たちがテスト前に揃って言っていたことは、時間配分を間違えないように、ということでした。例えば、2問を2時間で解答する場合、一つの問題にほとんどの時間をかけて素晴らしい答案(米国出身の先生がkick-ass essayと表現していました 笑)を書いたとしても、もう一つが導入くらいで終わってしまったら、良い方が最高でも75点くらいしか取れないとすると二問平均では50いかないでFailということが有り得るということです。

 

3.Essay

まず、Essayの分量ですが、学部によって違いがあります。Department of Social Policyの場合、評価の25/100を占める場合は2500-3000程度、50/100の場合は3000程度でした。

また、たいていの場合、成績に加味されるAssessed Essayの前に、Formative Essayが提出できることになっています。これは、提出しないからといって点数が引かれるとかいうことはないのですが、提出しておいた方がいいと思います。理由は二つあります。一つは、Formative Essayを出すことで、どのような内容ならどれくらいの点数が取れるか大体把握することができるからです。もう一つは、出すことで先生たちとの関係を作るためです。点数に影響しなくても、これから長い付き合いになるかもしれない先生たちです。こうした課題とそれに対するフィードバックを通じて、関係づくりをするということは大事だと思います。ちなみにこれは、Dissertation(修士論文)関連のやり取りでも同じことが言えると思います。

 

4.評価の面で特殊な科目

私が受けていた講義の中で、評価が特殊だったコース(科目)があります。Department of Methodologyの、Quantitative Analysis(定量分析に関するものでいくつか種類がある)というコースです。このコースは、分析手法についての選択式の問題に解答し、それが100点満点で評価されるため、論文式で答える他のコースのように、「75点取れたら最高得点と思ってよい」(教員たちが言っていました)、というような点数分布ではなく、学生の理解度次第では90点以上が続出するという特殊なものです。ただ一方で、解らない人はひどい点数になって落としてしまうということも起こりやすいので注意が必要なのですが。

ちなみに、このQuantitative Analysisの授業はSPSSを用いた分析を学ぶことができるというものですが、かなりの人数が学部を超えて履修しています。更には、履修しなくても講義を聴講したり、セミナーを受講することも幅広く受け入れている珍しいコースでした。

 

5.科目選択に評価方法は考慮すべきか

個々の事情に応じて対応するようになると思います。例えば、私と周りでは、テストが得意でないために出来る限りテストのない科目を取っている人がいました。それから、希望する就職先が大学での成績を重視する、というような場合には、ある程度点数が高くなるように科目選択すべきかもしれません。

 

それから、評価とは少し話が離れますが、科目を選択する場合に、自分が進もうとしている進路と取る科目を整合させておくことが重要だということも抑えておいた方がいいと思います。英文のCV(履歴書)には、履修科目を記入ことが通例のようです。そのため、自分が取ろうとしている科目が、意中の企業・ポジションを目指そうとするときにどれだけアピールのあるものかということを考えておくべきです。これは、科目の履修受付が始まる前にある程度考えておくといいと思います。それは、学期が始まって履修受付が始まってからは授業を受けることと、履修科目への申し込み手続き(志望理由を求められることが多いです)、さらに人によっては課外活動や就職活動などで多忙になるからです。

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