視覚障害のある方に対する差別事例集(日本盲人会連合による)

社会福祉法人日本盲人会連合のホームページにある、視覚障害者に対する差別の事例集です(2016年11月6日現在のもの)。差別される側の視点からでないとなかなかそれが差別だと解らないこともあると思います。こうした資料は、障害とは何か、差別とは何か、について考える貴重な材料となると思います。

テキスト版

PDF版

 

ワード版、DAISY版、点字版が他にもあります。これらを見たい方はホームページからアクセスしてください。

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REHACARE(Self-determined living)in Düsseldorf

リハビリテーションに関する展示会REHACAREに参加。視察した内容をメモ。

1.当事者がどれぐらい関わっているか。

出展サイドでは、私が認識できるのは外見で分かるものに限られてしまいますが、おそらく聴覚に障害がある人が接客を担当されているのと、車いすに乗っている方がデモンストレーションと来客応対をされているのを見ました。私が見つけられたのは、その二人だけです。

今回の展示会での売り方、見せ方のスタイルとしては、①商品のことを知っているセールスの人が使い方やメリットを説明する、②実物を来場者が使ってみる、というのが主。

今回の展示会を見た感じでは、デモンストレーションは当事者がやった方が説得力が出る面があると思うので、もっとそういう仕事に当事者が(例えば、メーカーの職員としてや、ショーの期間の短期契約で)採用されてもいいのではないかなと思いました。例えば日本で展示をする時は、日本人の当事者、ドイツで行うときはドイツ人を登用して、商品の強みをアピールしたら、もっと売れるんじゃないか、社会的にも意味があるのではないかと思いました。

企業による展示を離れてイベントに目を向けると、トーク系のイベントでは当事者の方が主役になっていました。英語で話し、ドイツ語で通訳を付けて、とか、現地ドイツの言葉で話す、という感じでした。それ以外には、車いすに乗った男性と非車いすの女性のペアダンスのようなエキシビションを行っていました(これもある種の車いすデモでしょうか)。これはかなり盛り上がっていました。100席くらいの会場を複数設定したセミナーも、複数のものが同時展開する形式で開催されていました。行われていました。これらは、ドイツ語で行われており、言葉が全く分からないのでほとんど素通りしました。これらセミナーにも当事者が関与しているのではないかと思われます(私が行ったときは、見た目で分かるような当事者の方は出ていませんでしたが)。

2. 車いすへの位置情報技術や無線通信技術の適用について

位置情報を用いた車いすの位置の特定・走行ルートの記録について:これはVASSILI、Sun Rise Medical、WHILL等に聞いたが、基本的に位置情報を走行ルート記録に使うようなシステムを組み込んでいるものは現状ではないとのことです。そして、様々な人から話を聞いていると、たいてい技術的にはそれを組み込むことができる状態にあるが、それが商品価値の向上に繋がらないと判断して導入していない、ということだと思われました。

現時点で、導入されているもので話に出てきたのは、WHILLやVASSILIで取り入れているBluetoothなどを利用したリモートコントロール技術、それと、路面の傾きなどに自動的に対応して安定走行を実現するためのジャイロです。この辺りの技術は今後、当たり前のように搭載されるようになるのかもしれません。

今後一般化されるかもしれないものとしては、GPS等の位置特定技術を使って家庭内での車いすの位置を把握するシステム、また、WHILLが開発中という、自動車の業界で導入が進んでいるような自動停止システムが挙げられます。また、車いすに乗っている方の頭部の微妙な動きでシートの動き等を任意に調節することができる車いすもありました。これは、ワンスイッチによるパソコンの操作やアイトラッカー(視線入力装置)の普及と相まって、手足や頭の微妙な動きや目の動きを使って、車いすやパソコンなどを操作できるという状況をますます拡大していくでしょう。

3.介助者する人をサポートする機器

介助する人をサポートするものとして目立ったのはリフト系です。簡易な操作で持ち上げて、床面の状況にもよるでしょうが、かなり小さな力で動かせる感じのものです。アーム的なものは見ませんでした。つり上げリフトやリフトアップ式のものが使えないような場面で力が必要な時、助けてくれるようなものがあるかなと思ったのですが、そういうのはマーケットにはあまり出ていないのかもしれません。

3.出展者の属性

来場者はヨーロッパ中心に30か国以上から、メーカーも世界各地から900社以上来ています。そして、メーカーは、例えばSun Rise Medicalのように拠点をグローバル展開しているケースもありますし、拠点が一国にしかなくても、例えばヨーロッパをターゲット市場として販売する、というような売り方になるでしょうから、あまり国別に特徴が出るというようなことはないのかなと感じました。

ただ、そういった中でも、「イギリスの介助グッズメーカーはなんか変わったの出してるな」とかは感じましたが。あと、欧米勢の製品は色にこだわっているなという感じは受けました。そういう点は、ヤナセオートシステムズの木田社長とWHILLの杉江社長の対談に出てくる木田社長の提案と通じるところがあると思いました。「輸入車はカラーバリエーションが豊富で、カラーに対するとだわりをお持ちのお客さまも多いので、車のボディと同色にするサービスがあると、、、」と発言しています。また、会場を眺めていると、幾つかの車いすメーカーは、展示場でBMWやVWなど錚々たる自動車メーカーの車やリフトの展示と同じフロアにいても、モビリティを提供するマシンとしてみた場合、遜色のない輝きを見せていたと思います(VERMEIRENやPARAVAN、Curtiss-Wrightが自動車メーカーと同フロアで自動車と張り合っていた。あえて自動車メーカーと同じフロアを選択しているのではないかと感じた)。

4.驚かされた福祉機器、楽しそうなリハビリテーション技術

・サーッと走って行って消えたので、どこの製品かわからなかったのですが、速い車いす。REHACAREのHPのLIVEのページに、それと思われる動画が上がってました。

・電気牽引車的なもの。車いすに乗ったままスポーツ的走行を楽しめそう。ただ、腕の随意運動と筋力が要求されそう。

・印象としては思ったほどぶっ飛んでるのは無かったです。それよりも、全体的に、マーケットを見て現実的な商品を作っているんだな、という感じを受けました。

5.リハビリテーション(医療)+遊び(ゲーム) の融合

ゲームの要素でリハビリテーションの効果をあげる、リハビリテーションをより魅力的なものにする、という取り組みがあるが、このイベントは車いすなどのモビリティ系や介護のためのベッド、リフト、グッズなどをメインに押し出しているところがあるようで、「遊び」という要素はほとんど見なかった。が、関連のありそうなものが二つ見つかった。

関わりがありそうなものでは、
1)SEETECH(約6000$)というアイトラッカーを出していたHumanelectronik。ずいぶんサクサク動いている感があった。キャリブレーションも楽々、みたいな感じ。ゲーム的な要素を含んでいる感じに見えた。http://humanelektronik.de/

2)龍骨王有限公司(Long Good)という台湾の会社のPAPAMAMAというプロダクト。モーションセンシングなどの技術を使って、体のバランスをトレーニングするソフトウェア+ハードウェアのシステムを提供している。パーキンソン病の患者さんがメインターゲットらしい。http://en.longgood.com.tw/

6.福祉機器を普及・発展させるために必要なものは何か考える。

展示されている商品に使われている技術は、最先端の技術というわけではない。そこにある商品は、需要があること、その商品に使われる技術・機器が消費者にとって手が届く値段で提供できること、という基準を満たしたものであるように見えた。潜在的には需要があるが、現時点で需要がないものには、(特に大手は)手を出さず様子見をしているようだ。

どうすれば、福祉機器を普及・発展させられるのかを考える。

1)ニーズを掘り起こすことで、潜在的な需要を顕在化させ、マーケットベースに乗せる。車いす事業者の人々との対話から、マーケットがあるとみなされて初めて製造・販売に入るというのは明らか。この段階を、企業自身以外では、誰がどのようにして促進するのか検討が必要。

2)どのような機能を提供することが人々の福祉の向上に役立つのかを明らかにする。それを政府による補助金や企業の開発などの施策に反映させる。このような部分で、より産学官の連携は可能なのではないか。

3)「福祉機器」という枠を超えた価値を提供することで、より人々に購入される可能性がある。その商品が、人の人生の価値を向上させる機能をどれだけ提供するか。いわゆる「福祉」の機能だけでこうした商品を語らないことが大事ではないだろうか。

 

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LSEで受講した各授業の担当教員・内容・所感

1. Social Policy and Development (Core Concepts)

Lecture担当:David Lewis, Armine Ishkanian, Anthony Hall, Hakan Seckinelgin, Timothy Hildebrandt

Seminar担当:Armine Ishkanian, Anthony Hall, Hakan Seckinelgin, Timothy Hildebrandt

教員:

David Lewisは人類学が元々の専門だが、市民社会研究の分野で長く研究を続けてきた研究者。市民社会組織の経営や開発におけるNGOの役割に関する研究を主にしている。研究のベースは南アジアで中でも特にバングラデシュとのつながりが強い。頻繁にバングラを訪れて研究活動を行っている。また、東日本大震災の後には岩手県遠野を訪れて市民社会が震災後の活動や日本の市民社会の特徴に関するレポートを書いている。市民社会研究の第一人者の一人で、日本の学術誌に掲載されている論文にも彼の文献の引用が多くみられる。市民社会関連の教科書的文献の執筆を長く担当している。Department of Social Policyの学部長。

Armine Ishkanianはアルメニア出身、アメリカで育った人物で、LSEのCivil Society研究の中心人物の一人。市民社会論、市民権、人権などの講義を担当している。講義のためにかなり準備をしているようで、毎回lectureが面白く解りやすい。seminarも試験やessayで学生が議論できるように構成・進行しているように感じられた。

Anthony Hallは世界銀行が行うラテンアメリカにおける社会政策にかなり関わってきた人物。ラテンアメリカからの留学生はほとんどの場合、世銀の社会政策が地元の人々にとって必ずしもプラスに働いてきていないと考えているため、lectureやseminarでは学生たちから厳しい批判の声を浴びることも多かった。

Hakan Seckinelginは、教員の中ではもっとも雑なスライドを準備してくるが、素晴らしい講義をすることに定評がある。LectureでもSeminarでも、学生たちに自由に議論できる雰囲気をつくり、学生からの質問や問題提起に対して共に考えるというスタイルで、生きた議論をしている感覚が常にあった。学生に対しても自信に対しても学術的な要求水準は高い。市民社会関連やLGBT、世界レベルでの社会政策の導入に関する研究をしている。

Timothy Hildebrandtは、中国の市民社会、というおそらく市民社会業界では新しい分野の研究をしている。講義内容とスライドがかなり解りやすく構成されていて、トピックの概要を理解するためにはかなり参考になる。また、exam前の振り返りがかなりやりやすい。彼自身はアメリカ人なので、中国の市民社会に関して講義していると、よく中国の社会に通じている中国人学生から厳しい質問が飛ぶこともあって、それが講義を面白くしていた。

 

内容・所感:いわゆる途上国における社会政策の策定・施行における諸課題を論じる。キーワード:福祉国家論(Esping-Andersen, Gough and Wood他)、社会政策、policy process in Global South、evidence-based policy making、power and (development) policies、government-market-civil society、approaches (human rights, etc.)

これは、MSc Social Policy and DevelopmentのCore Courseになるもの。これは教員たちがオリエンテーションで言っていたことだが、基本的に各プログラムのCoreになるものは、そのプログラムにとって必須の内容を含むとともに、他のプログラムの学生がOptionで取るとすれば比較的難解になる。自分が受けてみた感想と他の学生からの情報を総合すると、同プログラムの学生にとっては、授業内容やseminarの内容的には難しい感じは特にないが、評価は選択科目より厳しかった、という感じ。それと、他のプログラムから選択で取りにきている学生にとっては、聞き慣れない内容が含まれているので理解が困難な部分もある、という感じ。

 

2.Social Policy and Development (States)

Lecture担当: Armine Ishkanian, Anthony Hall, Hakan Seckinelgin, Timothy Hildebrandt

Seminar担当:Armine Ishkanian, Anthony Hall, Hakan Seckinelgin, Timothy Hildebrandt

内容・所感:社会政策を二国間援助、多国間援助、NGOによる支援などを受ける国で、どのように立案・実施していくかを、政府からの視点をメインにして論じる。トピック・キーワード:regulatory states、地方分権、市民権、コンフリクト、汚職、移民、社会保障、気候変動

これは、State(政府)サイドから社会政策と開発を見るというもので、世銀の融資を受けて行われてきた政策の到達点や課題について論じたり、地方分権・移民・市民権などの概念から考察し、政策分析や政策形成に役立てていく。印象に残っているのは、地方分権の分析フレームや実際の例を扱った回。地方分権すれば良い、という論がそれぞれの国の社会・文化的環境などによってそう簡単に通らないのは当然なように思えるが、地方分権は良い結果をもたらす、というdiscourseがかなりの影響力を持って、地方分権の名のもとに中央政府から地方への責任委譲ややprivatizationが行われたようだ。また、いわゆる先進国ではほとんど論じられることのない移民を送り出す国が直面する課題などについて議論したのも興味深かった。開発に関するプログラムに在籍していてもこうした面に目を向けた論文にはほとんど出会わなかった。この研究の少なさが移民により発生する社会問題をGlobal Northにおける問題に矮小化している可能性は否定できないだろう。今後より研究が進められるべき分野だろう。さらに、トピックの一つである気候変動の問題は、世界的にはSDG(Sustainable Development Goals)の策定過程・策定を契機として世界的なagendaになったという見方をされるが、こうしたagendaがこれからの15年間で開発途上にある国で引き起こすであろう問題を予見させるような内容を含んでいたのも興味深かった。

 

3.Social Policy and Development (NGOs)

Lecture担当:David Lewis, Armine Ishkanian, Hakan Seckinelgin, Timothy Hildebrandt

Seminar担当:Armine Ishkanian, Timothy Hildebrandt

内容・所感:社会政策を二国間援助、多国間援助、NGOによる支援などを受ける国で、どのように立案・実施していくかを、市民社会からの視点をメインにして論じる。トピック・キーワード:サービスプロバイダー、人道主義、アドボカシー、経営とリーダーシップ、ボランティアリズムとプロフェッショナリズム、ステークホルダーマネジメント、NGOと公共。

政府・市場・市民社会という3つのプレイヤー・制度が社会を形成していくと考えた場合、途上国では地元および海外の市民社会の影響を、先進国社会よりもより強く受ける。そのため、市民社会の役割や社会における位置づけ・規制などが、先進国における研究をもとにするだけでは十分に理解できない。途上国における政治的、資源的な制約を考慮しつつ、政府を補完したり、代替したりするNGOが社会開発に果たす役割や、それを促進・規制する政策の在り方について議論する。授業を受けていると、NGO研究で先端を行く研究機関の一つとされるLSEでも、また、米国などの研究機関等でも、学びに来ている実務家や学生たちを満足させるような研究成果を得ているとは言い難い実情だと感じた。これは、教えられる方としては残念という見方があるかもしれないが、一方で、研究分野として未開拓であり、我々にとってはやりがいのある分野、今後研究面で貢献していくべき分野だと捉えられる。

 

4.Social Security Policies

Lecture担当:Kitty Stewart

Seminar担当:Kitty Stewart

教員:Kitty Stewartは経済学のバックグラウンドを持つ社会保障研究者。社会政策・資源の分配と子どもの能力形成の関連などについて研究している。

seminarが特徴的で、16人のセミナー参加者を4つのグループに分け、それぞれに対して関連トピックに関する文献とポジションを与える。それにもとづいて学生は文献を読み、どのように論じられるか考え準備する。Seminarは初め4人グループで与えられたポジションからどのように論じられるかを話し合い、その後、各グループの代表者が発表。それに対してKittyや他のグループも交えて議論するというもの。これによって、seminarを通じて4つのポジションから論じる手がかりを得ることができる。

seminarでは、毎回二人に10分程度のプレゼンテーションが割り当てられる。これはかなりプレゼンテーション能力の向上、英語力の向上に役立つと思う。学部から修士に直で来ている人などは、seminarで雄弁であっても、プレゼンになると途端に大したことない感じになることもあったりする。英語のPresessional から通じてみていると、日本人は他国からの学生に比べると学術的なプレゼンテーションが上手な方に入ると思う。グラフや図を用いて口述と視覚情報の提示などを駆使して理解を促すのが当たり前のようにできているし、構成も良く練られていた。ただ、これが必ずしも学術的成果においても同様かというとそうではないのかもしれない。seminarのプレゼンは評価対象ではない。そのためそこには労力を割かず、点数になる別のところに資源を投入したり、私生活を充実させているのかもしれない。

4つのポジションの例は以下の通り。

Week 5 CHILDREN

Seminar: November 6

A: Child benefit (child allowances) should be universal.

B: Child benefits need to be targeted to ensure they can make a difference to those in need.

C: Conditional cash transfers are an effective way of promoting child development, giving

taxpayers best value for money.

D: Attaching conditions to cash transfer receipt is stigmatising, unnecessary and can be

damaging to children.

 

内容・所感:社会保障政策について、イギリス+OECD諸国における政策を中心に、トピックによっては中南米や東アジアのケースも参照しながら議論する。トピック・キーワード:universalism/selectivism/social insurance、雇用、子ども、障害と病気、年金、ジェンダー、移民と民族的多様性、アドミニストレーションとスティグマ、社会保障の未来

学部生時代に社会保障の授業を受けていたが、それと比べると、扱っている国の多さ、アドミニストレーションに関する事項の分析・比較、経済効率への着目、といった点で日本における社会保障論とは違いがあるのではないかと感じた。扱っている社会保障制度は、開発関連科目に比べれば圧倒的に英国、OECDに偏るが、それ以外にも南米を中心とする国々の例も取り上げており、特定の制度・レジームが良いと一概には言えないことがlectureやseminarの議論を通じてわかってくる。指導者のKittyは厳しくも優しい人物。seminarや講義では学生に高いハードルを課していた一方で、授業の内容については学生がより良く学べるよう常に配慮している様子がうかがえた。また、忙しい中どの教員よりも早く返してくるEssayへのフィードバックが丁寧で、かつコメントの中に優しさを感じるものだった。lectureでは、英国やOECDのデータを自身で分析したものを出してきて、いつでも新鮮な発見があったし、いつでも社会課題の解決に向けた情熱を感じた。一般市民向けのpublic lectureにも同じような姿勢で取り組んでいて、参加者に熱く語りかけ、議論を交わしているのが印象的だった。

学部生時代に社会保障を指導してくださった先生も、情熱的で学生おもいで社会をより良くすることを考えている方だった。こうした先生方に恵まれた自分は幸運だ。

 

5.Social Advantage and Disadvantage

Lecture担当:Hartley Dean, Lucinda Platt, Kitty Stewart, Sonia Exley, Neil Lee, Isabel Shutes, Tim Newburn

Seminar担当:Hartley Dean, Lucinda Platt

教員:

Hartley DeanはLSEのDepartment of Social Policyを代表する研究者で、主要な研究分野は、社会政策の基礎理論、市民権、社会的権利など。もともとソーシャルワーカーだった人物。私は彼のseminarを受けたことがないのでわからないが、彼のセミナーは素晴らしい、という話を友人から聞いたことがある。入学前から、この先生が社会政策についてしゃべっている動画を見ていて、チャンスがあれば授業を受けたいと思っていた。

Lucinda Plattは、社会的経済的な不平等や有利不利と社会政策について主に研究している。seminarでは、トピックに関する議論が終わった後に、関連の資料を使ってさらに学生の理解を深めたり、応用力を高めようとしているように感じられた。ちょっと空気を読めずに場を乱す学生に対して、グサリと釘を刺す強さを持つ。

 

内容・所感:これは、社会政策が形成する社会的な「有利・不利」を分析し議論する。それを、より社会的な不利を生まない社会政策形成に役立てようというもの。トピック・キーワード:有利・不利の要素、収入と資産の不平等、家族、教育、場所、移民、労働市場、犯罪

従来、社会的な平等・不平等といった切り口の授業はあったが、有利・不利というのは新しい切り口で、テキストは講義担当教員たちによって書かれて出来上がったばかりのものを使用した。新しい分野のためか、講義担当の教員たちが、それぞれの専門分野を社会的な有利・不利という切り口から新たに分析して持ってきている感があり、学術的なライブ感のある講義だった。今後どのように展開するかわからないが、こうした新しい学問分野が生まれる現場に立ち会い、その議論に参加できるというのはなかなか無いと思う。

それから、このcourseの特徴は最後の週のseminarが、自由に形成したグループによるプレゼンテーション(コンペ)だったこと。通常セミナーの中で、持ち回りで個人か少人数でプレゼンテーションをすることは結構あるが、30名程度(セミナー2クラス分)が集まって全員が関わったプレゼン大会を行うのは稀。外国人と共にプレゼン(や仕事)をしたことがある方ならお分かりと思うが、何人で組んでもうまくまとめるのは難しい。私が所属したグループは人数が多めで8人構成だった。コンペでは7グループ中1位を獲得したが、途中から一部の人が離脱した状態になり後味が悪かった。

 

6.Globalisation and Social Policy

Lecture担当:Hakan Seckinelgin

Seminar担当:Hakan Seckinelgin

内容・所感:人・モノ・カネ・企業・情報・政策等のグローバリゼーションによって発生している社会課題に対して、どのような社会政策が可能かを論じるもの。政府・国際機関・NGO・企業など、様々なアクターによってどのようなアクションが取られてきたか、また今後の政策の可能性、各アクターを縛る制約等を検討する。トピック・キーワード:Globalisation、人々が抱える問題、アクター(IGO、NGO、政府、etc.)、Global Social Policy、Representation、Knowledge

シラバスの内容が魅力的、かつ教員も魅力的ということで、選んだcourseだが、実際受けてみると講義が案外難しかった。通常、他のcourseでlectureでやっていることは飛ばして、指導者が今研究していること・考察していることを突っ込んで解説しているという感じ。皆ポカンとしていることもしばしば。この授業向けにスタディグループを組織したが、その場でも「授業の内容が難しい」という話がしばしば出ていた。それでもseminarは学生の議論を喚起しながら行われ、トータルの満足度は高いcourseだった。一番印象に残っているのは、世界的な枠組みでの社会政策の現状や今後の展開についての議論。例えば、すでに航空券に課税してそれを感染症予防に使うという枠組みができてきているが、そうした政策には金持ちの国が強い影響を受けるような問題でないと進展がないという現状があり、こうした枠組みの拡大は前途多難に映る。これを打ち破るアイディアやknowledgeは出てくるのか、自分としてはかなり注目している。

 

7.Introduction to Quantitative Analysis

Lecture担当:Jonathan Jackson

Seminar担当:Department of Methodologyのスタッフ2名

教員:Jonathan Jacksonは、Criminologyを専門とするDepartment of Methodologyの教員。結構若い感じがしたが既にProfessorらしい。

内容・所感:定量分析について学ぶクラスで、統計の概念やSPSSを使った分析手法を学ぶ講義とそれを応用したSeminarで構成されている。教員がCriminologyが専門ということもあり、ロンドンの犯罪の発生率を、地区や犯罪者の属性毎の違いをもとに分析するというような演習も含まれていた。この授業はかなり受講者が多いようで、Seminarのクラスが8つあり、さらに前期・後期ともに同内容の授業が開講されている。全体的にevidence-basedを重視する流れからか、定量分析の授業関連の授業受講者は多いようだし、学校・学部としてもできるだけ多くの学生を受講させようとしているように感じられた。

 

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グリーンランドでオーロラが見える位普通に、君の目標は実現可能

奈良県の小学生とグリーンランドをつないで通信しました。

彼女は、英語を学ぶのが好きで、将来はイギリスを訪れたり、留学するのが目標なのだそうです。車いすに乗っていて発語はないのですが、手のひらに文字を書く方法でコミュニケーションを取っています。これから、コンピュータを使ってコミュニケーションや情報収集を充実させていきたいとのこと。コンピュータを使いこなせるようになれば、コミュニケーションや学習の効率を飛躍的に向上させる可能性があります。それによって、人とのネットワーキングや進学のために必要な学力を得ることができるようになるでしょう。将来がすごく楽しみな人物です。

発語の有無とコミュニケーション能力の有無は同一ではありません。コミュニケーション能力を支える技術を使って、本人が自立的にコミュニケーションや情報取得を行えるようにできます。こうした技術的な支援は、以前に比べるとかなり安価に提供できるようになってきています。

また、障害に対応した合理的な配慮を行うことが障害者差別禁止法によって、義務ではなく努力義務規定ではありますが法的に定められました。これらによって、声帯を用いた発語や手を用いた記述による意思表示がなくても、テクノロジーを使って様々な障害のある人を包摂する社会へと変化しつつあります。

この彼女のように、周囲がコミュニケーション支援に熱心に取り組もうというケースはまだまだ多くはないようですが、これからより多くの人々が技術的な支援を受けられるようになることを期待します。

あと10年後くらいに彼女は大学進学の岐路に立つでしょうが、それまでに障害を理由とする受験や留学への障壁を出来るだけなくしていきます。

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ロンドンで障害者が働くビール醸造所をつくる

日本では、ビール全体では市場規模は漸減傾向にあるようですが、クラフトビールのみの市場で見るとブームのようです。イギリスでもクラフトビール専門バーが出店している、小規模醸造者用の醸造スペース貸し出し業者が出てくるなど、ある程度の市場があります。

そんななか、知的な障害のある人を雇ってビール醸造所をロンドン南部のLewishamに作ろうというプロジェクトが立ち上がり、それに参画しています。ブランド名はIgnition Brewery。代表はNick O’Shea、元々政府の政策立案に携わっていたエコノミストで、その後、社会にイノベーションを起こす事業を起こすことを目指して独立、起業しました。

1.起業資金

イギリスには日本と同じように、さまざまな起業支援基金があります。これらの中で留学中最も多く出くわしたのがUnLtd(アンリミテッド)でした。LSEの大学側主宰のイベント、Society主催のイベント、OxfordのSaidSchoolのイベントなど、アントレプレナー・社会的企業・NGO関連のイベントにかなりの高頻度で参加していました。Ignition Breweryは、Big Lottery Fundから主に資金を得ています。

2.知的障害のある人の就労状況

イギリス政府(Department of Health)が、イギリスの知的障害者の就労率は7%という数字を出しています。ちなみに、日本の内閣府が出している平成20年前後の統計では、日本の知的障害者の雇用率は、〔従業員5人以上の規模の事業所での雇用数/(18歳以上+年齢不詳)〕=17%となります。日本でも決して多いとは言えない数字ですが、イギリスではもっと知的障害者の雇用は少ない状況です。

3.なぜ雇用率が低いのか

少なくとも二つの理由が考えられます。一つは、日本や一部の国が導入しているクォーター制(障害者の法定雇用率)を導入していないこと。もう一つは、障害のある人の就労を支援する仕組みがあまりないことが挙げられます。

4.政府からの支援が少ないためビジネスという選択肢

日本のように施設を設立して政府からの補助金を得て運営する、という選択肢はない、とNick。事業としての収益を重視せざるを得ないため、雇用する従業員の障害の程度はかなり軽いという印象です。

ただ、事業がプラン通りに行った場合、日本ではなかなか考えられないレベルの給料を実現することが可能。330mlボトルを1.58ポンド以上で売れれば、従業員に支払われる賃金は、ロンドンで人間的な生活を行うのに必要とされるMinimum Living Wage:9.4ポンド(1300円程度)/h を超えます。

しかし、これは社長や醸造専門家、醸造工程管理人の給料がゼロと仮定した場合、障害のある従業員約5名(フルタイム換算)の賃金なので、今後の持続性を考えた場合、それらの従事者の手当てをしていくことも重要です。

小規模醸造所というモデルが成功して広がった場合、障害のある人が地域で働くという就労モデルが全国的に展開できる可能性があります。

5.ビール販売業の許可

この事業にとって一番のネックになってきたのは、資金確保でもビール造りでも販売でもなく、行政からの許可を得ること。「ビールのラベルが元気すぎて栄養ドリンクのような印象を与える」という理由で申請を却下されるなど、イギリスのビューロクラシーと長い闘いを演じて、申請開始から半年程経ったころにやっと許可を取得し販売可能な状態になりました。

私の住んでいるフラット(アパート)のインターネットが開通するのにも、役所への申請から10か月掛かったという事例もあり、どうもイギリスの行政は手ごわいというか大変というか、住むも仕事をするにも注意が必要だと思います。

 

ロンドンはLewishamのIgnition Breweryをよろしくお願いします。

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LSEでの食生活(安い順)

安い順にいきます。

1.炊き出し

0ポンド。LSE構内で昼の時間帯に、インド系っぽい方が炊き出しを行ってくれます。多分ほぼ毎日やっています。宗教的な動機付けで行っているもののよう。基本的に無料で、チップを渡すことも可能。

2.Student Union

安めで味も悪くない。コーヒーも周辺の店の中では、質と価格のバランスが良く、スタバと並んで学生の多くが利用している。

3.周辺のファーストフード店

5-8ポンドほど。和食系、韓国系などあります。

近隣のおすすめ店:Beck’s 27 Red Lion St, London WC1R 4PS

ここは手ごろな値段でおいしいのでおススメします。Chef’s Grillはうまい。Paniniもバランスが良くてボリュームもありいいです。あと、個人的な好みとして、トルコのEfes Beerを置いてあるのはなかなか見かけないのでそこも良いです。

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IDDP(英国開発学勉強会)課外活動

主にロンドンで開催される日本人による国際開発学の勉強会がIntercollegiate Development Discussion Panel (IDDP)です。

開発に関連するイベントには、LSE Careeer Hubで紹介されているイベントを初めとして幾つか参加しましたが、IDDPで提供される情報が日本人用にカスタマイズされていて有用だと思いました。月に一回程度イベントがありますが、国連・開発コンサル・英国ODI・世銀・NGO・JICAなど、様々なキャリアを踏んだ人々からの話を聞ける機会と、ネットワーキングの機会を持つことができます。運営は学生たちの代表が行っています。最も参加者が多かったのは、ILOと外務省からのゲストを招いて国連関係のキャリアに関するガイダンスを行った会でした。その会の内容はかなり充実していて、採用に至るまでの書類作成の要点や、どういったルートで国連のキャリアにエントリーしていくことが可能か、さらには、一度インターンや職員として採用された後のキャリア形成についてなどが詳細に解説されていました。

開発業界に興味がある人は、勉強会に参加すると良いと思います。

Intercollegiate Development Discussion Panel (IDDP)

 

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LSEの履修科目の評価(Essay、テスト)

学部ごとに違いがあるかもしれませんが、Department of Social Policyに在籍してその学部内の科目を履修履修した経験から、また周囲から聞いた話をもとに評価について記します。

各コースの概要と評価の方法については、以下の大学HPに情報があります。それ以外にも、科目ごとの成績分布や学生からの評価も出ていますので、履修の際の参考になるでしょう。

http://www.lse.ac.uk/resources/calendar/courseGuides/graduate.htm

 

1.Essayとテストの比重

これは学部ごとに傾向に違いがあるようです。例えば、Department of Law、Department of Governmentではessayの比重が多い科目が目立ちます。私が在籍したDepartment of Social Policyではエッセイの比重が多い科目はかなり少なかったです。

 

2.テストの評価

通年(Full Unit)の授業は、たいてい12問程度から3問選択解答、持ち時間3時間。半期(Half Unit)の授業は、たいてい7-8問から2問選択解答、持ち時間2時間。過去問題からある程度予測できるとしても、どんな問題が出るか分からない状態で準備して制限時間内で良く論じられた(Well Argued)答案を書くのは至難の業だと思われます。特に非英語圏出身者は苦労しているようでした。

教授たちがテスト前に揃って言っていたことは、時間配分を間違えないように、ということでした。例えば、2問を2時間で解答する場合、一つの問題にほとんどの時間をかけて素晴らしい答案(米国出身の先生がkick-ass essayと表現していました 笑)を書いたとしても、もう一つが導入くらいで終わってしまったら、良い方が最高でも75点くらいしか取れないとすると二問平均では50いかないでFailということが有り得るということです。

 

3.Essay

まず、Essayの分量ですが、学部によって違いがあります。Department of Social Policyの場合、評価の25/100を占める場合は2500-3000程度、50/100の場合は3000程度でした。

また、たいていの場合、成績に加味されるAssessed Essayの前に、Formative Essayが提出できることになっています。これは、提出しないからといって点数が引かれるとかいうことはないのですが、提出しておいた方がいいと思います。理由は二つあります。一つは、Formative Essayを出すことで、どのような内容ならどれくらいの点数が取れるか大体把握することができるからです。もう一つは、出すことで先生たちとの関係を作るためです。点数に影響しなくても、これから長い付き合いになるかもしれない先生たちです。こうした課題とそれに対するフィードバックを通じて、関係づくりをするということは大事だと思います。ちなみにこれは、Dissertation(修士論文)関連のやり取りでも同じことが言えると思います。

 

4.評価の面で特殊な科目

私が受けていた講義の中で、評価が特殊だったコース(科目)があります。Department of Methodologyの、Quantitative Analysis(定量分析に関するものでいくつか種類がある)というコースです。このコースは、分析手法についての選択式の問題に解答し、それが100点満点で評価されるため、論文式で答える他のコースのように、「75点取れたら最高得点と思ってよい」(教員たちが言っていました)、というような点数分布ではなく、学生の理解度次第では90点以上が続出するという特殊なものです。ただ一方で、解らない人はひどい点数になって落としてしまうということも起こりやすいので注意が必要なのですが。

ちなみに、このQuantitative Analysisの授業はSPSSを用いた分析を学ぶことができるというものですが、かなりの人数が学部を超えて履修しています。更には、履修しなくても講義を聴講したり、セミナーを受講することも幅広く受け入れている珍しいコースでした。

 

5.科目選択に評価方法は考慮すべきか

個々の事情に応じて対応するようになると思います。例えば、私と周りでは、テストが得意でないために出来る限りテストのない科目を取っている人がいました。それから、希望する就職先が大学での成績を重視する、というような場合には、ある程度点数が高くなるように科目選択すべきかもしれません。

 

それから、評価とは少し話が離れますが、科目を選択する場合に、自分が進もうとしている進路と取る科目を整合させておくことが重要だということも抑えておいた方がいいと思います。英文のCV(履歴書)には、履修科目を記入ことが通例のようです。そのため、自分が取ろうとしている科目が、意中の企業・ポジションを目指そうとするときにどれだけアピールのあるものかということを考えておくべきです。これは、科目の履修受付が始まる前にある程度考えておくといいと思います。それは、学期が始まって履修受付が始まってからは授業を受けることと、履修科目への申し込み手続き(志望理由を求められることが多いです)、さらに人によっては課外活動や就職活動などで多忙になるからです。

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ロンドン大学生の図書館利用術(というほどのものでもないですが)

主に利用するのは、大学(LSE)の図書館、ロンドン大学の図書館(Senate House Library)、British Libraryの三つ。

 

1.大学(LSE)の図書館

Eduroamにつなげて自分のパソコンで課題図書などをダウンロードして、授業の準備や論文作成などの作業をしている人が圧倒的に多いです。図書館設置のパソコンも使えますが、キーボードの使い勝手とか、起動にかかる時間とかを考えると、メインで使うような感じではない、という人が多いのでは。

他の大学の図書館はどうかわかりませんが、LSEの図書館はうるさいです。しゃべっている人がいるからです。しゃべってはいけないゾーンでもしゃべっている人が結構います。静かさが欲しいときは、ロンドン大学の図書館へ行っていました。

学校に来ないで寮や自宅で作業をする人もいます。図書館がうるさいからとか、家が遠いからとか、パートナーが家にいるからとかいう理由です。自宅で作業する場合には、図書館のサイト、Moodle(モバイルなラーニングプラットフォーム)から電子書籍・論文を入手可です。ただし、GoogleScholarからの論文アクセスは使えないので(寮だと違うかもしれませんが)、多少不便です。あと、自分でネットのルーターを契約していたりする場合、通信速度が時間帯によって遅くなる場合もあります。私は、諸事情によりしばらくの間、ケータイからのテザリングで自宅でのネットを済ませていましたが、18:00から23:00頃にかけて速度が遅かったです。

 

2.ロンドン大学の図書館(Senate House Library)

この図書館はUCL(University College London)のところにあります。ロンドン大学の学生であれば、登録することで無料で使用可能、それ以外の人は利用料を払って使うようです。登録方法は、事前にネットで登録予約をしておいて窓口に行くか、直接窓口に行くかのどちらか。

LSE図書館に比べれば、静か、かつ、昔ながらの図書館の趣があります。ただ、閲覧室によっては、暗くて追加の照明を使わないと見づらい場合もあります。分野によるかもしれませんが、書籍の数は少な目な印象。

 

3.British Library

重要な書籍だけれど、古い本で電子書籍化されていないものなどはBritish Libraryに行けばああるというケースがあります。私は、1980年代以前の重要文献を閲覧するために訪れました。登録方法はSenate House Libraryと同じで、事前にネットで登録予約をしておいて窓口に行くか、直接窓口に行くかのどちらか。こちらの場合は、利用者の居住状況などにもよりますが、基本的にBank Statementなどの現住所確認書類を求められるので登録は比較的面倒です。私は、銀行のATMでBank Statementを発行して持っていきました。

この図書館もEduroamが入っていますのでネット環境はなかなかいいです。図書館前の広場や図書館を入ったところは活気があって、日本の図書館やロンドンの大学の図書館とは全く違った雰囲気を味わえます。一方、閲覧室は静かで集中して作業ができます。光の具合もちょうどいいです。非常に良くデザインされた図書館だと思います。

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日銀の黒田総裁のきさらぎ会講演「金融緩和政策の『総括的な検証』―考え方とアプローチ―」

日銀の黒田総裁のきさらぎ会における講演の要旨は以下の通り。

黒田東彦日銀総裁のきさらぎ会講演 「金融緩和政策の『総括的な検証』―考え方とアプローチ―」要旨

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